巷で人気の「リアル脱出ゲーム」ですが、採用時のイベントとしてこのゲームを取り入れた経験を持つのが、株式会社ドリコムです。

リアル脱出ゲームとは、病院や廃校になった学校など、ひとつの大きな建物の中から謎解きをしながら脱出を目指すゲームのことです。
多くの知恵や体力を使うことや、仲間とのチームワークも重要であることから、日常では決して味わうことのできないスリリングな体験ができると、特に若い世代の間で話題です。

これを取り入れる目的は、知的探求心やひらめきなどの他、コミュニケーション能力やリーダーシップといった人間性の面で、その人の本質を垣間見ることができるため、より良い人材を確保するための恰好の判断材料になるというわけです。

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そんな個性的な採用方法を行っている株式会社ドリコムですが、今年の採用テーマは「知的ヘンタイが世界を変える」。
一般的な企業の採用では聞くことができないであろうキーワード「知的ヘンタイ」とは、一体どういうことなのでしょうか。

これは、自身の興味のあることやひらめきに対して、周りに何と言われようがそれを追求し、堀深め続けていくことができる人のことを指します。
株式会社ドリコムは、社長の幼いころの夢であった「発明家になりたい」との思いが、今の会社の姿の礎となっています。

現代のこの世の中にないものを産み出していくことを目指し、様々な新しい何かを提案していく会社です。既存のマーケットに飛び込んでいくのではなく、自分たちで新たなマーケットを開拓し、そこを広げていくというのがこの会社のやり方であるからこそ、採用する人材には「知的ヘンタイ」に通ずるスピリットがあるかどうかを重要視するのです。

「発明」は、出口の見えない長いトンネルです。
新たな分野に挑戦していくことを目的としているため、マニュアルがなく、成功するか失敗するかもわからない中でのチャレンジ。

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「知的ヘンタイ」であれば、このトンネルがどれだけ長くても、粘り強く一筋の光を探して進んでいくことでしょう。
保守的な国民性の日本では、様々な項目に対して「ほどほど」であり、いかに集団になじむことができるかが美徳とされています。

しかし、この会社では自分の思ったことをどんどん主張することが最も必要なことであり、自らの思いに存分に突き進むことができます。また、社員教育制度が充実しているのは特筆すべき点です。

若者たちの個性を生かし、それを伸ばしていくことで、社会全体を良くしていこうというスタンスこそ、これからの企業が目指すべき姿なのかもしれません。