社会人になると避けては通れないのが「飲み会」。
お客様をもてなす接待から、プロジェクトの決起集会や打ち上げ、さらには親睦を目的としたものまで、色々な目的や場面でお酒を楽しむ場面が数多くあります。そんなとき気になるのが、宴席のルール。常識知らずと言われないための、一般的なマナーを確認してみましょう。

-shared-img-thumb-MAX85_kanpaibeer20141220175304_TP_V

まずは、お店への入店の仕方。実は、ここから気遣いが始まります。上司や目上の人が居る場合には、相手の後ろについて入店するのがスマート。また、お店での待ち合わせでは、入店せずにお店の前で待った方が好印象です。張り切って前に出てしまわないように注意しましょう。

いよいよお店に入った後、アタマを悩まされるのが席順の問題です。基本は、出入り口から一番遠い位置に、一番目上の人。そこから手前にむかって、順々に座ります。一番立場の低い人は、出入り口近くに座り注文などをとり、会がスムーズに進むようサポートしましょう。

いよいよ、お酒をついで乾杯!という場面。まず注意すべきなのが、お酒の注ぎ方。ビールの場合には、ラベルを上に向け手のひらを下に向けて瓶を持ちます。瓶が重く安定しないことも多いので、もう片方の手で瓶を支えて丁寧に注ぎましょう。日本酒はお銚子の中ほどを片手で持つのがベター。女性は左手を軽く添えると上品に見えます。そして、乾杯でグラスを合わせる時には、目上の人よりグラスが上にならないように注意しましょう。

-shared-img-thumb-KIJ_botoruki-pu_TP_V

宴会が進むと、ボトルを頼んで焼酎を呑む人も少なくありません。そんな席でお湯割りを入れるときには、どんなことに気を配ればいいのでしょう。呑む人の好みやこだわりもありますが、一般に、お湯を先に入れることでグラス内に対流がおこり、よく混ざり合うと言われています。お酒とお湯の分量は『焼酎6に対しお湯4』が一般的ですが、相手に一言「好み」を訪ねることで会話が深まるきっかけになるかもしれませんね。

一方、お酒をお酌してもらう側は、グラスを持って応えるのがマナー。ビール・日本酒などの場合は、グラスやお猪口を差し出して感謝の言葉を添えて下さい。一方、ワインを注いでもらう時は、ワイングラスを置いておくのが決まりです。
ワインについては、他にもビールや日本酒とは違ったマナーがあります。例えば、注ぐ量。なみなみとは注がず、グラス1/4〜1/3くらいまでにとどめておくのが適切です。それによって、グラスの膨らみにたまった香りを楽しむことができます。