品質を重んじ、且つ最良の生産方法を発見し、顧客と共に繁栄する
株式会社 日本計器鹿児島製作所は、電子部品および電子機器の製造・販売を行っている会社です。東京大田区の株式会社 日本計器製作所の関連会社として、1976年に知覧町に誘致企業として立地しました。
国内外を含めたグループ全体での従業員数は、500名以上。鹿児島県にある本製作所では社員、パート、派遣を含め、80名ほどが働いています。
大きな特徴としては、大手メーカーからの受注だけでなく「自社製品の開発・製造・販売」も行っていること。
会社がある南九州市知覧町は一次産業が盛んで、農業に携わっている方が多くいらっしゃいます。そんな農家の方々のサポート的役割を担えないかと、農作物を霜から守る「防霜散水機」や、畑に獣害を寄せ付けない「ピカちゃん」などを数年前から自社開発しはじめ、注目を集めています。
常に品質を重んじ、過去には「ものづくり日本大賞 優秀賞」「鹿児島産業技術賞 大賞」「南日本経済賞」を受賞するなど、社外からも高い評価をいただいています。
製造業で、地元に恩返しを
これまで日本計器 鹿児島製作所では主に「産業機器のセンサー」「アミューズメント機器のセンサー」「製造現場で使う製造機械」などの受注製造を行っていました。
何百万個という沢山の製造を行う中で、絶え間なく品質向上や合理化に向けて努力を続けてきた結果、社内には高い技術・ノウハウが蓄積されることになりました。
数年前からは、時代の流れやニーズに合わせて自社商品の開発や地元産業への貢献にも注力しはじめました。
会社のある知覧はお茶の名産地。農家の方と話していると、高齢化と後継者不足による深刻な担い手不足の現状を知りました。そんな状況に対して、自社の技術・商品で、ある程度農作業の自動化のお手伝いが出来ないか。
そういった想いから「農業サポート用商品」「ロボットを使った農機、自動運転用の製造装置」などの開発・製造・販売をはじめました。
ロボット農機が農業の現場で使われることによって高齢の方でも農業を続けることができたり、新規就農者の心理的なハードルを下げたりなど、製造業という専門性を活かして地元に貢献していけたらと考えています。
幅広い成長機会がある製造業
一方で、目指す将来像に到達するためには、まだまだ人材が足りないそうです。
製造業と聞くと多くの人は、レールに乗った機械を目で検査したり、製品を組み立てているロボットに問題がないかを確認するような「何かが出来上がる工程の、一部分を担う」ようなイメージを持つかもしれません。しかし日本計器 鹿児島製作所が育てたい人材は少しイメージが異なります。
「大企業とは違い、限られた人が何役もしないといけない。設計も営業も購買もマネジメントも出来たほうがいい。大変かもしれないが、そのほうが研究と現場との乖離ができない。成長意欲のある方がいらっしゃれば、本当に使える商品・機器を生むことが出来て、1人で1から10までできる製造業のスーパーマンを育てたいですね」
そう語ってくださった吉田社長。
もちろん、入社直後は自動機の操作や調整、最終的な製品の外観チェックなど部分的な事柄から始めることになると思います。しかし積極性があり、成長したい気持ちを持っている社員に対しては製造工程の一端に留まらない、様々な成長の機会を設けたいと考えているそうです。
「例えば関東地方のグループ会社と交流する機会を設けたり、更には中国の営業所に語学の勉強も兼ねて、1年間ほど学びに行ける可能性もあります。既に日本計器グループの中には中国で働き、高卒ながら中国語、英語を使いこなす社員もいます。」
本人の積極性とモチベーション次第では、幅広い活躍機会と成長機会がある職場です。ものづくりに関心があり「もっと活躍したい、成長したい、評価されたい」と願うあなたのエントリーをお待ちしています。
【ライター/福島 かざり(かざぐるま)】