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鹿児島県の中心地から車で1時間ほどの「南九州市」で、リニューアルしたばかりの観光協会に属しながら、五感を刺激するような新しい観光ビジネスを作っていく、地域おこし協力隊を募集します!

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南九州市役所(地域おこし協力隊)

南九州市全域

この会社の雰囲気

鹿児島県 南九州市について

南九州市は2007年に頴娃(えい)、知覧(ちらん)、川辺(かわなべ)の3町が合併して生まれた、人口3万人ほどの町です。お茶とサツマイモの全国有数の産地で、市内の至るところに緑の畑が広がります。

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(一番茶の時期のお茶畑)

町の風景から一次産業の町だと思われることも多いですが、最盛時には年間100万人以上が訪れていた「知覧武家屋敷庭園群」「知覧特攻平和会館」があり、更にここ数年メディアを中心に人気が高まってきた「釜蓋神社」「番所鼻自然公園」

古くは平安時代に作られたとされる「清水磨崖仏群」など、観光スポットも多く存在しています。

とはいえ観光においては「見て楽しむ」に特化したスポットが多く、体験型観光が不足している現状があります。また新型コロナウイルス感染症の影響もあり、今までの運営体制では対処しきれない点も増えてきました。

更に近年の観光課題として「若年層の旅行者が減少傾向にある」ことが挙げられます。

理由としては、インターネットを使った情報発信の仕組みが整っていないことや、若年層の求める体験型観光が少ないことが考えられます。

南九州市観光協会について

元々南九州市には、旧町名それぞれで運営されている頴娃・知覧・川辺観光協会という3つの観光協会がありました。

しかし人口減少や運営体制の見直しから、これらの観光協会を統合する計画が立てられ、平成23年4月に「南九州市観光協会」を設立。

これまでは事務所を市役所内に包括する形で運営されていましたが、実質的な観光協会統合への取組みとして、令和2年4月に、知覧武家屋敷庭園群内にある西郷邸と呼ばれる築100年以上の建物に移転しました。

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(観光協会の拠点となる武家屋敷 西郷邸)

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(事務所内は、イベントスペースとしても活用可能)

現在は体制移行の過渡期ということもあり、市内に4つの観光協会が存在していますが、1~2年以内の一本化を目指しています。

また並行して自走可能な観光協会を目指し、観光業界で40年以上のキャリアを持つスタッフを中心に、事業立ち上げを通じた財源確保にも動いている最中です。

リニューアルしたばかりの観光協会に属しながら、オープニングスタッフ的立ち位置で、積極的な行動を起こせる地域おこし協力隊を求めています。

南九州市観光協会の現状

南九州市観光協会には、3名のスタッフが所属しています。

この4月に結成されたばかりのチームで、観光協会のオープニングスタッフです。

着任後、まずはこちらの一員となり、SNSを使った情報発信や観光客のニーズにマッチした観光ガイドなどの活動を行っていきます。

HPについても南九州市観光協会のHPはなく、現状は知覧観光協会のHPを使って新着情報などを更新しています。

更に現状運用しているSNSアカウントはなく、着任後、関係者と協議を重ねながら世界観を作っていくようなイメージです。インターネット環境としては、事務所内にWi-Fiを設置。最新型ではないもののiPadも用意しています。

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(住居として使われていた建物を事務所として活用)

その他発信に必要とされる機材は、協力隊活動費からの捻出が今のところ濃厚です。

南九州市の観光と今後の伸びしろ

当市の観光においては、全国的にも有名な観光地 知覧が存在するものの、その多くが見る観光に留まっています。

知覧武家屋敷庭園群や知覧特攻平和会館など、市内の際立ったスポットを訪れる観光客は多いですが、飲食や宿泊、そして近年の観光客が求める「五感を刺激するような観光体験」は創出できていません。

さらに個人客やリピーターといった幅広い客層に対するアプローチも不十分で、市内を周遊しながら複数の観光スポットを楽しめるようなプログラムも生み出し切れていません。

最盛時に100万人を呼び込んだ実績のある観光地にしては、まだまだ未開拓な状態で、多くのビジネスチャンスが眠っていると考えられます。

入園料や駐車料金といったオーソドックスな観光収入だけでなく、「観光×〇〇」といった様々な素材を組み合わせた多角的なアプローチによって、新規の観光収入を作ることが望まれます。

昨今の市内の動きとして、知覧では「知覧武家屋敷庭園群における体験型観光の創出」を活動の軸に、平成30年10月より東京から移住した 岩崎隊員が着任しています。

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(武家屋敷で育てた綿で、糸紡ぎをしている様子)

季節ごとの催しや他地域との連携などを通して、これまでの見る観光だけでなく、体験型観光の可能性を広げつつあります。

南九州市地域おこし協力隊 活動報告

一緒に働く仲間について

一緒に働く仲間となる南九州市観光協会のスタッフの皆さんと、地域おこし協力隊受け入れ担当の1人である、商工観光課の松崎さんにお話を伺いました。

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(左から白坂さん 松崎さん 岡部さん)

・専務理事 白坂さん
南九州市役所を定年退職後、南九州市観光協会 専務理事の職へ。長年の公務員経験を元に、行政視点から南九州市の観光を盛り上げる。

「具体的な活動内容については、本人の気持ちを尊重しながら、話し合って決めていけたらと思っています。動き出したばかりの観光協会ですが、だからこそ自由に動ける範囲も広いです。着任される方の新鮮な視点を大事にしつつ、我々が持っている地域の繋がりも活かしながら、楽しんで活動していただけたら幸いです」

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・商工観光課 松崎さん
地域おこし協力隊の、行政側受け入れ担当者の1人。協力隊のサポートを行う。

「主体的な活動の中で、南九州市や観光協会に新しい風を吹かせてほしいです。それが刺激となり、何かしらの変化が生まれることを期待しています。その中で僕自身は、隊員が活動しやすいように縁の下の力持ちというか、下支えするような動きができればと思います」

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・事務 岡部さん
観光協会のリニューアル以前から市の観光事業に関わる、頼れるお母さん的存在。

「隊員の方には、これまで観光協会として手が回っていなかった、SNSを使った情報発信をお願いできたらと思っています。発信においては、まずは南九州市を好きになってもらうことが重要だと思うのでコミュニケーションを取りながら、南九州市観光協会の世界観を一緒に作っていけると嬉しいです」

 

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(観光業界で40年以上のキャリアを持つ 福元さん)

・事務局長 福元さん
高校卒業後、ホテル業界に就職。県内外のホテルや旅館で経験を積み、40年以上ホテル業界に携わる。最終キャリアは、鹿児島県の温泉観光地 指宿市で70年以上の歴史を持つ「白水館」で営業支配人(営業のトップ)を務めた。

「南九州市もコロナウイルスの影響を大いに受けています。今後は既存の観光に捉われず、柔軟な発想で新しい観光を作っていく必要があります。市内に存在している素材としての観光スポットを、どのようにブラッシュアップしてお客さんに届けていくか。現状4つに分かれている観光協会の橋渡しも必要で、業務としては多岐に渡り大変な場面もあると思いますが、その中で得られる学びも多いと思います」

求める「観光創業人材」への期待

着任1年目は、観光協会のスタッフとして

①SNSを通じた情報発信
②観光おもてなし・観光ガイド
③イベント企画・運営を軸とした活動になります。

具体的な例を挙げると、これまで実施できていなかった「SNSを使った情報発信活動」が求められます。

仕事として広報経験がない場合でも、日常的にSNSに触れている方や「自分がいいと思ったことを、誰かに伝えるのが好きな方」「移住そのものを楽しみながら、発信できる方」であれば経験は問いません。

本件は観光事業創出を目的とした募集のため、地域内の関係各所との連携が必要な場面が多々あります。その中で協力隊自らが中心となり、取材やイベント企画などを進めていく状況も増えていくと思います。

そのため世代間コミュニケーションに抵抗がある方や、リーダーシップを伴った行動が苦手な方は、もしかしたら今回の募集には向いていないかもしれません。

とはいえ協力隊としての活動を通して、これらの能力を伸ばしたい方や、ローカルで新しい生業を作っていくことに意欲がある方は歓迎いたします。

任期終了後の「生業作り」を意識した隊員生活を

2年目~3年目は、段階的に観光協会の外に軸足を移し、隊員自身が取り組みたいと思える分野で生業を作るための活動に移っていきます。

最大3年間という限りある地域おこし協力隊だからこそ、任期終了後の生業作りを意識した行動が重要です。

これまで南九州市で着任し、卒業した3人の隊員の進路は様々で、

①デザイナーとしてWebサイトや紙媒体の製作を請け負ったり
②所属する地元NPOから派生する形で株式会社を起業したり
③フリーランスの知覧茶コーディネーターとして活躍したりと、

それぞれが自分の得意を組み合わせ、任期終了後も南九州市内に住所を置き、暮らしを続けています。

南九州市地域おこし協力隊 活動報告

南九州市観光協会の一員として過ごしながら、これまでにないビジネスの可能性を探り、自身の生業に繋げてもらえたらと思います。

地域で暮らす人には見えづらい、協力隊だからこそ見えるビジネスチャンスを、南九州市で探してみませんか?

着任後の活動イメージ

・1年目(1〜3ヶ月)
市役所 商工観光課に籍を置き、市の観光、武家屋敷、観光協会などの現状把握に努める。初任者研修のような形。

・1年目(4〜12ヶ月)
南九州市観光協会に籍を移し、武家屋敷やその他スポットにおける観光対応に従事すると共に、立ち上げ間もない観光協会の体制作りに努める。

・2年目
観光協会との関わりを保ちつつ、外部に比重を置いた活動に移る。勤務地の所在は相談の上で決定。

・3年目
勤務地は観光協会の外に置くことを目指し、任期終了後の生業作りや創業、就業を意識した外部での活動を中心とする。

・活動領域
南九州市全域。

観光協会に属するものの、スタッフとして事務所に常駐するというよりは、観光協会をベースに地域内外の繋がりや生業(自分の世界観)を作るような意識を持って、積極的に活動し、地域に新しい風を吹かせてもらえたらと思います。

ただし、活動を通じて観光協会が活性化することで正規スタッフを受け入れる余裕が生まれ、観光協会、隊員の双方が望む場合は、そのまま観光協会で働くという可能性もあります。

外部団体と連携したサポート体制

南九州市では地域外から人材を積極的に誘致し、その定住・定着を図るため、平成28年11月から地域おこし協力隊員の受け入れを行っています。

これまでに6名の隊員が着任し、現在(令和2年6月時点)は3名の隊員が活動を行っています。それぞれに活動内容は異なりますが、当市の協力隊の基本方針として「任期終了後の生業作り」に重きを置いています。

そのため、あえて市役所内には籍を置かず、外部団体と連携しながら、行政目線に縛られない、様々な視点から隊員の活動をサポートするような仕組みを採用しています。

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(隊員のメンタルサポートや相談役を務める 加藤さん)

・NPO法人頴娃おこそ会理事 加藤さん

「私自身も10年前に、関東からこの地にやって来た移住者です。これまで6名の隊員を受け入れてきましたが、何かに挑戦したい移住者が南薩の地で思いを実現し、この地に住み続けることは、将来にわたって地域に大きく貢献することになります。

今年で12年目を迎える協力隊制度は、人づくりのための最大のツールです。だからこそ、地域として着任した隊員をしっかりと応援することで、まちづくりに関わる仲間、同志を増やしていきたいと考えています」

鹿児島県の南端の地 南九州市で観光事業に新しい風を送りつつ、自分の生業作りにチャレンジできる仕事です。

「ローカルでの生業作り」に挑戦したい方のご応募をお待ちしています。

まずは、お気軽にお問い合わせくださいませ!

 

【ライター/福島 かざり(かざぐるま)】

関連リンク

【参考URL①/先輩隊員の活動報告】

南九州市地域おこし協力隊 活動報告

【参考URL②/地域に関する詳細情報】

南九州市役所ホームページ

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